まずは、椅子の座面を支えているエラスベルトを外します。エラスベルトは、椅子の木枠にガンタッカーで針を打ち付けて固定してあります。その針を抜く時は、ステープルリムーバーを使うとサクサク外せてとっても便利です。(器用な方や時間をかけてもいいという場合は、ペンチでつまんで抜く方法もあるようです。)
エラスベルトやスポンジなどをとっぱらって、木枠のみになった座面にエラスベルトをガンタッカーで止めていきます。エラスベルトは強力なゴムのような感じなので伸びるのですが、どれくらい引っ張って(伸ばして)止めたらいいんだろう?と。
新品を確認したらわかるかも?新品を見にいこうということでIKEA神戸に行きました。
見た目や名前が同じ椅子は販売中でしたが、座面をひっくり返してみたら仕様が変わっていました。。。エラスベルトは使われておらず、木の板になっていました(2019年10月時点)
余談ですが、この木の板も、真ん中が凹ませてあって座り心地への配慮が感じられ、ここでもIKEAさんの製品づくりへの愛を感じたのでした。
結局エラスベルトのひっぱり具合はわからないままでしたが、伸びが固いベルトだし5、6cmほど伸ばして止めようとなりまして、ガンタッカーで打ちつけました。
エラスベルトを張った上に不織布を敷き、その上に各サイズにカットしたスポンジ2枚をスプレーのりで貼り合わせてから重ねます。
(不織布をそのサイズにカットしてます)
(スポンジを重ねます)
座面の側面に薄いスポンジを貼り、座面全体に薄い綿をふんわりかけ(このわたの入れ忘れが後で発覚)、座面全体を不織布で覆って、ベルクロ(椅子カバーを固定させるためのマジックテープ)をのせた上からガンタッカーでとめていきました。
(不織布を重ねて、、、)
(座面をひっくり返してガンタッカーでとめる)
試行錯誤&迷走しながらもなんとか1脚完成しました!
完成した椅子を3〜4日使ってみた感想が以下になります。
太ももの裏に木枠が当たる感じが解消されていません。。エラスベルトは「ぎゅっと伸ばす」程度では伸ばし方が足りなかったのかも。もっと、ぎゅーーーーーーっと伸ばして、ベルトとベルトの間も隙間を減らして本数多めに張ったほうがよかったかもしれません。
スポンジの硬さも足りなかったかな。。。もっと高反発で厚みがあるのが良さそうです。
改善点がわかったので、1脚分の資材の価格を再計算してみたところ、新品が買えそうなお値段になるこがわかり、ひとまず全脚をリメイクするのは延期です。暫定対応として椅子の上に載せるシートクッションを追加購入して、そちらをご利用いただくことにしました。
しかし、リメイクしてみると作られた方の思考がわかって楽しいですね。リーズナブルな商品が多いIKEAさんですが、きっちり作ってらっしゃるんだなぁと尊敬です。IKEAさん、今後もお世話になります!
ちなみに、この椅子のリメイク後に、検索師(相方)がググっていると、さらに色々な情報に出会うもので、なんと同じ椅子をリメイクされてる方がいらっしゃいました。
こちらの方は本格的ですごいです。次回リメイクする時は、熟読してからトライしたいと思います。
以上、全3回のリメイク行脚連載をお読みいただきありがとうございましたー!
3回目 IKEAの椅子の座面をリメイクしてみました - 組み立て編 - 完
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