会議室に有線LANを設置するためのおおまかな方針が決まったので、必要になる部材や工具を選定します
LANケーブル
LANケーブルの選定にあたっては、ケーブルの種類(カテゴリ、単線/より線、STP/UTP)やコネクタの有無を決める必要があります。
LANケーブルは、カテゴリによって通信速度の理論的な上限が決まります。
現状のネットワーク機器や上位回線の速度から判断するとCAT6でも十分でしたが、将来的なことを考えてCAT6Aにします。
CAT6Aのケーブル内には8本の芯線が通っています。この芯線は単線のものと、より線のものがあります。より線は単線にくらべると曲げやすく取り回しはいいのですが、ケーブルが長くなるとノイズが乗りやすく通信速度も落ちやすいので、単線にします。
LANケーブルにはSTP(シールド処理されたもの)とUTP(シールド処理されていない)ものがありますが、多くのネットワーク機器が設置されていてノイズなどが問題になる場合を除いては、UTPで問題なさそうです。
天井などにLANケーブルを通す場合、通常はコネクタがついていないケーブルを通して、後からコネクタをつけるのですが、コネクタなしのケーブルは一番短いものでも100mからの販売になります。CAT6Aのケーブルは、現時点ではまだまだ高価ですし、自分でコネクタをつけるには専用の工具も必要になるので、今回はコネクタつきのケーブルを用意することにしました。
ということで、単線UTPでコネクタつきCAT6Aケーブルとして、以下を購入しました。
被覆剥き工具
上記のLANケーブルの片側は、コネクタ(プラグ)を切断してジャックに付け替えます。ジャックをつけるには、LANケーブルの被覆を芯線を傷つけないように剥く必要がります。カッターなどでも剥けるのですが、力加減が割と微妙なので、専用の工具を使うことにします。
ジャック
ジャックは、CAT6A対応で、壁コンセントに接続可能なものを探しました。いくつかのメーカーで取り扱いがありましたが、今回はPanduitのJISプレート用ジャックキットを選びました。このジャックにケーブルを接続する時に使う専用工具も合わせて購入しました。
コンセントプレート
上記のジャックキットを固定するコンセント取付枠と、そのプレートです。手持ちのものを使ったので、プレートの色味や形状が露出ボックス(後述)とは少しずれています。
露出ボックス
露出配線なので、コンセント取付枠を固定するための露出ボックスを用意します。天井から露出ボックスまでのケーブルを覆うためのモールやカバーも選びます。今回はマサル工業のニュー・エフモールシリーズにしました。
- 露出ボックス SFBF12
- ケーブルの収まりを考慮して深型(46mm) に
- ニュー・エフモール SFM12
- マルチコーナー NMC12
- ジョイントカバー SFMJC12
- ブッシング SFMB12
ビス・ボードアンカー
露出ボックスなどを固定するためにM4のビスを使います。石膏ボードは直接ビスが効かないのでボードアンカーも必要です。
- M4皿タッピングビス 40mm
- フィッシャー SX 5x25
これで、やっと必要な部材や工具が揃ったので、工事にとりかかります。
(つづく)
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