2021年8月27日金曜日

臨時休業のお知らせ

誠に勝手ながら、都合により9/4(土)は臨時休業とさせていただきます。

たいへんご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。




2021年8月26日木曜日

洗面所に照明を追加しました(設置編)

前回の続きです。

必要な部材が届いたら、いよいよ設置にとりかかります。(なお、配線や、コンセント設置、ダウンライト交換など、壁内の電気工事を行うには、電気工事士の資格が必要です。)

まずは、ダウンライトからの送り線を、テープライトのACアダプタに繋げるための、壁コンセントを設置します。

専用のカッターで、壁に四角い穴をあけます。この穴からダウンライトまでケーブルを通す必要があるのですが、壁内の構造が把握できず、どう通したらいいのかがわかりません、、、、

壁の隅にある天井の石膏ボードを外すためにネジを外してみましたが、ボードが落ちてこず、指を入れる隙間もないので、外せません。しばらく理由がわからなかったのですが、もう一つ手前の石膏ボードを先に外したら、隅のボードも外すことができました。


壁内の構造も確認でき、やっとコンセント穴からダウンライトまでのケーブルが配線できました。


配線ができたので、片側にコンセントをとりつけます。ダウンライトも新しいものに交換して、人感センサーの設定を調整してから、送り線に先ほどのコンセントからのケーブルを繋げます。

コンセントにテープライトを繋いで、ダウンライトのオン・オフと連動するか確認します。ダウンライトが点灯して、ひと呼吸置いてからテープライトが点灯しました!


ダウンライトとの連動が確認できたので、テープライトを設置します。

まずは、テープライトを防水ケースに付属のアルミ板に貼り付ける(テープライトの裏面は両面テープになっています)のですが、ケースの両側にキャップをつけるには、アルミ板を5mmカットする必要がありました。切断する箇所の表裏にカッターで何度も切れ目を入れ、ある程度切れ目がついたところでペンチなど挟み、パキッと折るように切ります。

テープライトを貼り付けたアルミ板をケースに納めて、両側にキャップをつけます。片側のキャップには穴があり、そこからテープライトの電源入力ケーブルを出します。

次に、このケースを固定するためのクリップを鏡の両側にとりつけます。壁が石膏で直接ビスが打てない(打ってもビスが効かない)のでドリルで穴をあけて、石膏ボードに対応したプラグを穴に打ち込んでからクリップをビス留めします。

このクリップにケースをはめ込んだら、テープライトの配線をします。線出しのケーブルは被覆を剥いで、手持ちのWAGOで接続しました。その他の部分はDCプラグとDCジャックを順番につなぐだけです。

ケーブルを接続できたら、設置したコンセントにACアダプタを差し込み、点灯を確認します。

   (こちらは、設置前)


(こちらが、設置後)


無事、点灯しました。全体的に明るくなり、雰囲気も少し今っぽくなったでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、積極的にご来店をお勧めしづらい状況ですが、機会がありましたら、現物をご覧いただければと思います。
(おわり)

2021年8月25日水曜日

洗面所に照明を追加しました(ライト編)

前回の続きです。

増設するライトについては、以前から検討していたのですが、既製品だと設置の向きに制限があったり、ちょうどいいサイズのものを探すのが難しい、といった問題があり、そのあたりの融通が効きそうなLEDテープライト(以下、テープライト)を探すことにしました。

テープライトは、テープ状になっている回路の上に一定の間隔でLEDが並んでいます。LEDが発光するとライトの粒々が目立つものも多いですが、最近はラインテープという、粒が小さくほぼ線状に光るものもでてきています。今回は、以下のラインテープを使うことにしました。

   (購入したラインテープ)

価格は高めですが、2.5cm単位で長さを指定できる(最大5m)ので無駄がなく、照らされたモノの見え方もよさそう(演色値Ra90)です。

このテープライトの電源には直流12Vが必要なので、ダウンライトの送り線からとった電源をACアダプタでDCに変換します。ACアダプタの出力電流は、使用するテープライトの長さから計算します。今回は洗面所の鏡の左右に、1m弱のテープライトを2本使用します。テープライトの定格電流 (0.83A/m) から計算すると、2mを使っても必要な電流は2A以下なので、最大出力5AのACアダプタなら十分余裕がありそうです。

その他には、ACアダプタの分岐ケーブルなど、ACアダプタからテープライトまで配線するためのケーブル類も必要になります。基本的にDCプラグとDCジャックをつないで配線できるようケーブルを選びましたが、配線の都合、テープライトの入力線と、そこに繋がるケーブルの末端は線出し(ケーブル加工なし)にします。

また、今回は洗面所の水がかかる可能性がある場所に設置するので、防水についても考慮する必要があります。テープライト自体が防水仕様のものもありますが、今回は意匠的なことも考え、以下の防水ケースに入れることにしました(テープライト自体は非防水のものを使用)。

ケースに入れることで、眩しさを和らげることも期待できます。このケースの長さも1cm単位でオーダーできます。

使用するライトの目処もついたので、必要な部材を注文して、到着するのを待ちます。

つづく

2021年8月24日火曜日

洗面所に照明を追加しました(背景・電源編)

ニルキューブの洗面所の照明は天井のダウンライト1つなのですが、鏡の真上に棚があり、影になることもあって、少し薄暗い感じがします。

数年前からもう少し明るくしたいという話は出ていたのですが、洗面所にはコンセントがなく、後付けでライトを追加するにしてもコンセントが新たに必要になります。また、オン・オフの方法も考えなければなりません。これがきっかけのひとつとなって、2年前に第2種電気工事士の資格もとりましたが、具体的な器具選定や配線までは詰めきれないままになっていました。

そうこうするうちに、昨年、withコロナ対応として洗面所のダウンライトを人感センサーつきのものに変更したのですが、最近になって、「ダウンライトから電源をとればよいのでは?」ということに、ふと気づきました。

このダウンライトの仕様を調べてみると、

  •   ダウンライトの送り線から電源をとってライトを増設できる
  •   増設したライトは、ダウンライトの人感センサーと連動してオン・オフされる

ことはわかったのですが、メーカーの指定機種以外のライトを増設した場合は保証対象外な上、送り総容量(増設できる照明器具の最大アンペア数など)も明記されていませんでした。保証については諦めたとしても、送り総容量がわからなければ、安全にライトを増設できるかの判断もつきません。

しかたがないので、そのあたりの仕様が公開されているダウンライトを探し直したところ、大光電機(知らなかったのですが、照明器具では有名なメーカーのようです)に、ちょうどよさそうな機種があるのが見つかりました。

 増設するライトの電源とオン・オフの問題が解決できそうな目処がついたので、次は増設するライトを選びます。

つづく